ありきたりな食材を使った「ザ・まかない」という感じのパスタですが、それらの食材がベストミックスされた時に生まれる深みと広がりが感られるパスタです。
この記事の内容は、Youtubeチャンネル「ファビオ飯」のキムチのペペロンチーノをベースに書いています。詳しい作り方はこちら動画をご覧ください。
この動画では豚肉を使っていませんが、ファビオシェフも話されているように、豚肉をトッピングするとさらに美味しくなります。ということで、この記事では豚肉をトッピングする作り方を紹介することにしました。
本当に元気になるパスタですので、疲れた時に食べてみてください。
大満足!美味しいキムロンチーノを作る3つのポイント
このキムロンチーノは正直なところ誰が作っても美味しいパスタになると思いますが、最高に美味しいキムロンチーノを食べたいなら、この3つのポイントをおさえてください。
ポイント1:豚肉はバラ薄切りを使う
これまでに、キムロンチーノを豚肉ありバージョンで三度作りました。
1回目はバラ薄切り、2回目はこま切れ、そして3回目はバラ薄切りでした。1回目の美味しさに味をしめ2回目を作ったのですが、その時はまだ「豚肉ならなんでもいいじゃないか?」と思っていました。
ところが、2回目は少々がっかり。
その違いを考えた時に思い当たったのが豚肉の違いでした。
その修正の3回目、バラ薄切りを使ったら思ったとおりの美味しさに!
カリッとするまで炒めた薄切りの豚バラ肉はキムチや韓国海苔との相性が抜群でした。
その抜群の相性を生みだすポイントが次の豚肉の炒め方です。
ポイント2:豚バラ肉は「カリッと」するまで炒める
豚肉を炒める際のポイントは余分な油を出し、ジューシーさが残る程度にカリッと炒めることです。
豚肉の炒め方は
- 常温のフライパンにオリーブオイルを少し敷く
- 豚肉をなるだけ重ねないように並べ塩コショウ
- 弱火で豚肉から油をしっかり出す
- 裏返したり移動したりして均等に火を入れる
- 適度にカリッとしたらバットに上げる
バットに上げた豚肉はトッピングに使います。
ポイント3:豚肉の油でパスタソースをつくる
豚肉を炒めた時に出た油は捨てずにキムチソースのベースとして使います。
油の量が多い場合はキッチンペーパーに吸わせるなどして減らします。逆に少ない場合はオリーブオイルを加えて油量を調整します。
にんにくと唐辛子は油が冷めてから入れます。
調理手順を簡単に解説
豚肉の調理はすでに説明しましたので省きます。
また詳しい作り方はファビオシェフの動画をご覧ください。
材料の準備と下ごしらえ
まずは下ごしらえ
- 豚バラ薄切りをこま切れに
- にんにくをみじん切りに
- 韓国海苔を適当な大きさに千切る
- イタリアンパセリは茎も一緒に1センチ幅くらいに切る
キムチのパスタソースを作る
豚の油を使ってキムチのパスタソースをつくる
- 油が冷めるのを待つ
- 油の量を調整する
- 油が冷めたらにんにくと唐辛子を入れ弱火で炒める
- ニンニクが少し色付いたら白ごまを入れ少し炒める
- キムチを投入し炒めて酸を飛ばす
- イタリアンパセリを入れ少し炒める
- ゆで汁を入れ加熱する
- 魚醤を少量入れ馴染ませる
- 麺をあえる前に唐辛子を取り除く
- 麺をしっかりとあえる
盛りつけ・完成
お皿に盛り、豚肉、韓国海苔、イタリアンパセリ、白ごまの順にトッピングして完成。
材料(2人分)
()内はおすすめのもの
- パスタ(バリラ 1.8mm)塩分1% 180g
- にんにく 大きめ2片
- 唐辛子(カラブリア産) 1個
- 白ごま 適量
- キムチ 70g
- イタリアンパセリ(茎ごと) 適量
- ゆで汁 120g
- 魚醤(鮎orあまご) 8g
- 豚バラ薄切り 100g
- 韓国海苔 4枚
- EXV オリーブオイル 適量
おわりに
出来上がりの味が想像しやすいパスタですが、実際に作ってみるとその調和から生まれる深みは想像を超えます。疲れているときのスタミナ補給や、ガッツリ食べたい時にチョイスして欲しい食べて欲しいパスタです。